TRANSIT /  Editor's blog  / here

新進写真家ファイル~黄瀬麻似

仕事柄、多くの人の写真をみる。見せに来てくれる人も多く、
その数が膨大すぎて全部記憶にとどめておくのは困難だ。
だから強く印象に残った人を備忘録としてアップしていこうと思う。
もう活躍いる人は忘れないし、若手でほとんど世に出ていない人のみ。
もう少し名もない若手の写真家を雑誌で起用していこうと思う。

100703c.jpg
100703d.jpg
100703e.jpg
100703f.jpg

彼女は日芸の写真学科出身だとか。にしてはピントや構図が
不安定な写真がBOOKに並ぶ。惜しい、と何度口にしただろう...。
もったいない!理由を聞いても「興奮して撮っているので...」と
小さい声で答えるばかり。でも、沖縄の田舎で撮られたこの作品は、
思いつきで撮ったものではない力強さを感じる。
夏休みって俺にもあったんだな、遠い昔に、と懐かしい気持ちになる。
見ているもの(写したいもの)がヘンテコすぎる。
まあそれはやんちゃな被写体による効果だろう。被写体の跳ねるような
動きに合わせて彼女は無心でシャッターを切ったのだろう。
手焼きされるプリントは、沖縄の強い濃淡の光を目の前に呼び覚ます。
今後に期待したい写真家。強いテーマを見つけて躍動してください。


PhotographerS_file001<03/07/2010>


黄瀬麻似(きせ・まい)
1984年京都生まれ。日々カメラを持ち、スナップを撮り歩く。
フィルムの色が好きで、時間があれば暗室に通ってプリントをする日々。
本当は、目がカメラになってて、そのまま撮れればいいなと思っている。
気になる国は「グアテマラ」。学生の頃に行きたかったけど行けなかった
中南米とアフリカ大陸には、何かある気がする。

撮影:日本/沖縄本島北部
機材:Mamiya 7(All Print)
WEB:無
受賞歴等:無

Post a Comment