MILLET×栗城史多~冒険という名の挑戦~

先日、フランスのアウトドアブランド、MILLET(ミレー)の2010年の新作発表イベントが開催。
同時に、有名登山家のお話も聞けるとあって、会場に駆けつけた。
MILLETの歴史は、1921年に登山用ザックを制作したことから始まる。
1950年にはフランス隊のモーリス・エルゾーグとルイ・ラシュナルが
人類初のアンナプルナの第一峰(8,091m)の登頂に成功。
使われていたザックがMILLETだった。
1980年には、ラインホルトメスナーがMILLETとともに、
エベレスト(8,848m)への無酸素単独登頂を果たす。

「Mountain by Exparience」という言葉のとおり、経験豊富な登山家たちによる
フィードバックはMILLETの製品にいっそうの磨きをかけてきた。

発表された新製品にも、新たに開発された機能やアイデアが
惜しげもなく、注ぎ込まれている。
そして、2010年、MILLETは、ある日本人登山家とタッグを組みました。
その登山家の名は栗城史多(くりき・ のぶかず)。

すでに世界7大陸のうち6大陸の最高峰への単独登頂に成功した若きアルピニスト。
2009年5月に行われた世界第七位の高峰、ダウラギリ(8,167m)の単独・無酸素登頂では、
インターネットによるライブ中継を敢行。山の美しさ、厳しさだけでなく、山頂へアタックする様子を
リアルタイムで配信して「すぐ泣いちゃう」人間らしさで多くの感動を届けた。
彼の登山意図は「冒険の共有」。
送られてくる映像からは、栗城さんの感動や恐怖といった心の動きが、
圧倒的な臨場感を持って押し寄せてくる。「人に感動してもらう冒険を行い、
一歩を踏み出す勇気を与えたい」という。

今年4月には、日本人初の、エベレストへ無酸素単独登頂に挑む。
その様子もまた中継で世界中に配信されるとか。
今となっては、「冒険」という言葉は、どこか現実味を持たない、
過去に置き忘れてきてしまった死語になりつつある。
「冒険の共有」は私たち市井の人々を駆り立て、行動を喚起する。
MILLET(ミレー)
「Mountain by Experience」。ザック、ウェアやシューズなど、
アウトドア用品を展開。ホームページには最新の製品の情報や、
イベントなどのニュースが盛りだくさんです。
栗城史多(くりき・のぶかず)
1982年 北海道生まれ。
2004年に北米大陸最高峰の「マッキンリー」の単独登頂に成功。
その後7大陸最高峰のうち6大陸を単独で登頂し、2007年の
世界第6位高峰 「チョ・オユー」登頂では、その様子を動画で配信。
今年4月には、エベレストへの無酸素単独登頂に挑戦。
座右の銘は「全てに感謝」。










