『High Tide』アレハンドロ・チャスキエルベルグ写真展@リコーフォトギャラリー RING CUBE
銀座にあるリコーのフォトギャラリー RING CUBEにて、
アルゼンチン出身の新進の写真家、
アレハンドロ・チャスキエルベルグの展示『High Tide』が開催中。

Ⓒ Alejandro Chaskielberg, courtesy of Michael Hoppen Contemporary.
アレハンドロ氏は、写真ジャーナリストとしてキャリアをスタート。
ローカルの新聞社と雑誌社で経験を積み、
テレビでもいくつかのドキュメンタリーなどの制作を指揮した。

2007年からは、ブエノスアイレスのデルタ地域で生活する人々をモチーフに
作品の制作を開始。漁や農業、林業に従事する労働者や、
船を日常生活に使う人々などを被写体に選んでいる。
すべての作品は、月の明かりとフラッシュの光やランプを効果的に使用し、
露光時間は5〜10分ほどと、ポートレイトを撮影したもので言えばかなり長い。
ちなみにライティングには、いくつかのカラーバランスのものを用いており、
一度見たら忘れることの難しい作風を実現している。

撮影には、4×5の大判カメラとポジフィルムを使用。
複雑に風景や人など、焦点が絡み合った描写は、
レンズをシフトする特殊な技法を駆使し生まれるという。
構図や焦点だけでなく、光や時間が作用し合い、独特なアレハンドロ氏の作風。
イギリスの著名な写真家マーティン・パーも、
「彼が類まれな才能を持った新しい作家」と高い評価を寄せている。

来日ははじめてというアレハンドロ氏。
日本での展示自体も今回が初ではあるが、かなり大規模のものだ。
28点の大判の作品がRING CUBE特有の円形の展示会場を
埋め尽くしている姿は圧巻。しかもどの作品のクオリティはとても高い。
今、世界的にもっとも注目を集めるフォトグラファーの作品群を見るには
またとないチャンス。是非とも訪れてみてほしい展示だ。
『High Tide』アレハンドロ・チャスキエルベルグ写真展
開催期間:2012年1月18日(水)~2012年2月5日(日)
時間:11:00~20:00 *最終日は17:00まで
休館日:火曜日
場所:三愛ドリームセンター(受付9階)
住所:東京都中央区銀座5-7-2
お問い合わせ:RING CUBE tel:03-3289-1521
Alejandro Chaskielberg(アレハンドロ・チャスキエルベルグ)
1977 年ブエノスアイレス生まれ。
今年、「ソニーワールドフォトグラフィーアワード」で
「フォトグラファーオブザイヤー」、
「ピクチャーズオブザイヤーインターナショナル」で、
「ベストラテンアメリカンポートレイト」を受賞。
また、ニューヨークのYossiMilo Gallery、
そしてロンドンのMichael Hoppen Galleryでの個展を成功させるなど、
今世界が最も注目している若手写真家の1人。
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