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渋谷のカフェで出会った
「素顔のノルウェー」

Info | 2012.07.09

「ノルウェーのコーヒーは浅くローストするので、豆の個性がよく生きる」
そう教えてくれたのは、東京・渋谷にあるノルウェー発のカフェ&バー
フグレン トウキョウ」でバリスタとして働く鈴木康夫さん。

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今、北欧が世界のカフェシーンで熱い眼差しを注がれているとよく耳にする。
その秘密はどうやら素材を生かす発想にあるようだ。
フグレンが信頼するオスロの4つのロースターのスタッフが、
時にはコーヒー豆の生産地へ飛び、一つひとつ厳選しているのだという。
素材がいいからこそ、その味を生かしたスタイルがぴったりはまる。

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開放的なお店に入った途端、香ばしい豆の香りが鼻孔をくすぐり、
同時に、なんとなく懐かしい感じがする。
それは和風の家を改装したからというだけではないようだ。

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店内にはビンテージのノルウェー食器が並び、購入も可能だ。
これらの食器はフグレンのオーナーの一人であるペップ・トゥルルセンさんが、
フリーマーケットなどで買い集めたもの。
レトロなデザインやあたたかみのある色使いだけでなく、
大切に使われたきたものに宿るやさしさが印象的だ。
そんなところにノルウェー人が考える、シンプルな豊かさが感じられる。

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北欧と言えば、スタイリッシュなデザイン家具に包まれたイメージがあるが、
ここに広がっているのは、大地の色を思わせる茶色や緑に彩られた空間だ。
例えば、壁紙は藁に似た植物を切り、縫い合わせた手作りのもので、
日本の古民家にも通じるテイストだ。
「両国とも森に囲まれたという共通点があるのかもしれません」
そう語るのは、ノルウェーで建築を勉強していたというスタッフの福田和貴子さん。

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日本に旅行へ来たノルウェー人もよく立ち寄るのだとか。
わざわざ海外に来てまでも母国のコーヒーを飲みたいの?と
つっこみたくなる気もしないではないが、異国の地において、
故郷の味は格別にしみるのかもしれない。

5月にオープンしたばかり。まさに温故知新を地でいくような場所だ。
今の時期、開け放たれた窓からは、さわやかな風が吹き込む。
たまには冷房のスイッチをオフにして、自然のリズムに身を委ねるのも悪くない。


フグレン トウキョウ
場所:東京都渋谷区富ヶ谷1丁目16-11
東京メトロの代々木公園駅より徒歩5分
電話:03-3481-0884

カフェ
月〜金:8:00〜19:00
土、日:10:00〜19:00

バー
水、日:19:00〜24:00
木:19:00〜25:00
金、土:19:00〜26:00