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かくたみほ写真展『ダンスの話をつづけてよ』

Info | 2013.01.07

はじめて訪れた国が、何故か不思議と身体に馴染むことがある。
それは幼い頃に慣れ親しんだ地形に似ているからかもしれないし、
そこに住む人や食事が自分の体温に合うからかもしれない。

写真家、かくたみほさんがフィンランドに出会い、
ライフワークとして撮りつづけるようになったのも、
偶然仕事で訪れたのがきっかけだったと話す。

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乾いた空気と、街の雰囲気、自然との共存、社会のしくみなど...
現地では、はじめて出会い日々起こる、ひとつひとつの事象に、
自ら染まり惹き込まれていったという。まるで自分の分身を見つけたように...。

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また、フィンランドは、ムーミンの作者であるトーベヤンソンの生まれた国。
今回展示されるプリントには、トーベのアトリエや原画のある施設を訪ねたときに
撮影されたものも含まれており、ムーミンは展示の名前の由来にもなっている。

以下は、かくたさんのコメント。

「『ムーミン谷の彗星』を読んでいたら、あるとき『ダンスの話を聞かせて』という
台詞が出てきたんです。突如、フィンランドで目にした、岩盤状の島の割れ目から
たくましく生える植物の光景が目の前に蘇りました。キラキラ輝く植物たちは、
活き活きとし、本当にダンスを踊っているようだったんです」

今展示では、全50点のプリントを展示。
森の動植物から見えない精霊まで、生きものたちと対話するように
切り取られた写真からは、この国の息づかいを感じることができる。


かくたみほ写真展『ダンスの話をつづけてよ』

期間:2013年1/19(土)〜2/3(日)
場所:代々木上原CASE gallery
渋谷区大山町18-23コートアネックス大山町1F
TEL:03-5452-3171

かくたみほ
写真家。77年三重県鈴鹿市生まれ。studioLOFTスタジオマンを経て、
写真家小林幹幸に師事後独立。