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写真家中川正子が見た
希望と愛と、ひかり

Info | 2014.01.24

2011年3月11日に起きた東日本大震災後の原発事故は、多くの人びとの人生を変えた。
写真家の中川正子さんもその一人。家族とともに東京から岡山へ居を移した。
『IMMIGRANTS』は、同じく岡山へ移り住んだ友人たちとの暮らしを切り取った写真集。

昨年度、写真集の発売に合わせて岡山で開催された本写真展が、
このたび東京でも開催されることになった。

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初めての土地で、友人たちを訪ね、移住先での生活や思いを時間をかけて聞きながら、
彼らのたたずまいや息づかいを丁寧に切り取った。
偶然と必然が織り成すようにはじまった、新しい場所での新しい生活。
そこで彼女が見つけたものは何だったのか?

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大切だけれども繊細で、言葉にするとするりと抜け落ちてしまうこともある。
それを写真という手段を通して光によって表現しようと試みる。

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今年の夏、岡山へ移住した作家たちと、作品を紹介するイベントを開催。
その際に上映したスライドショーから生まれた新しい別の物語が一冊の本になった。
岡山へ移住した特定の誰かのストーリーではなく、
誰の人生にも重ね合わせることのできるようなものをめざしたという。

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できるだけ多くの人と直接話をして、作品に込めた思いを伝えたいと、
本書の敢行を機に再び岡山でイベントを開催した。

東京での写真展の開催場所は、スイッチ・パブリッシングが運営している
ブックストアー&カフェ"レイニーデイ"で立ち上げより店長を務めていた
林下英治さんが新しく青山に開いた"ヘイデンブックス"。
音と言葉をテーマにしていて、今回も、
中川さんと縁あるミュージシャンのライブが開催される。

そして、TRANSITとも縁の深いBOOK246でも、同じタイミングで写真展を開催。
こちらは中川さんのトークイベントも企画されている。

岡山の地で見つけた思いが、東京に戻り、また新たなつながりを生んでいく。


『IMMIGRANTS』
写真家:中川正子
出版元:OCTAVUS
発売中
価格:¥3885(税込)


写真展&イベント「IMMIGRANTS」
開催日:2月1日(土)〜23日(日)
作家在廊日/2月1日(土)、9日(日)、11日(祝)、22日(土)、23日(日)
場所:ヘイデンブックス
場所:東京都港区南青山4-25-10(表参道駅より徒歩7分)
Tel & Fax:03-6418-5410
開店時間:11:00〜21:00(月曜定休)


BOOK246写真展
「中川正子 写真展 IMMIGRANTS」
期間:2月1日(土)〜23日(日)
場所:BOOK246店内
場所:東京都港区南青山1-2-6 Lattice aoyama 1F
Tel:03-5771-689
開店時間:平日11:00〜22:00 土日祝11:00〜21:00

「中川正子トークイベント IMMIGRANTS」
開催日:2月15日(土)
開場:17:00 トークイベント:17:30~19:30
場所:BOOK246店内
定員:25名
参加費:1000円(ドリンク付き)
*詳細はBOOK246のウェブサイト


中川正子(なかがわ・まさこ)
1973年生まれ。津田塾大学在学中にカリフォルニアに留学。写真と出会う。
自然な表情をとらえたポートレート、光る日々のスライス、美しいランドスケープを得意とする。
写真展を定期的に行い、雑誌、広告 、C Dジャケット、書籍など多ジ ャンルで活動中。
2010年4月に男児を出産。2011年3月に岡山に拠点を移す。現在、東京と岡山を往復する日々。
自身の出産と震災後の世界を描いた写真集「新世界」(PLANCTON刊)をはじめ、
最新の写真集として、東日本大震災の後に岡山へ移住した人々の暮らしをモチーフにした物語『IMMIGRANTS』を発表。
他に「旅の響き」(宮沢和史氏と共著) 河出書房新社刊「ふたりぶんのしあわせ」(カサイミク氏と共著)ピエブックス刊「通学路」(PLANCTON刊)などがある。