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路上で生まれた旅ジャーナル 
『Studio Journal knock』

Info | 2015.06.09

ビジュアルジャーナル『Studio Journal knock』が誕生したのは2012年。
グラフィックデザイナーの西山勲氏が、知人の紹介でタイに渡り、
現地のアーティストの家に滞在した日々が、1冊の雑誌になった。

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その後、カリフォルニア、ポートランドと場所を変えながら、
様々なアーティストを訪ね、彼らの素顔を追いかけている。

人に会い、写真を撮影して、文章を綴り、デザインをして、
1冊のジャーナルに仕上げる。そのすべてを西山氏は自分で行なう。

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4つ目のジャーナルでは、ラテンアメリカを旅した。
これまでよりも旅らしさを前に出したつくりになっている。
メキシコ、キューバ、ペルー、ボリビア、アルゼンチン、パラグアイ、ブラジル。
西山氏が移動をしながら、移り変わっていく風景のなかで、
アーティストの思いを伝えていく。

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例えば、メキシコで出会った銀細工職人のキャサリンはベルギー出身。
アーティストとして何かが足りないと感じて南米を旅した彼女は、
その果てに銀細工に出会う。一度は母国へ戻ったものの、
グアナファトの街の美しさを忘れられず、メキシコへ移住した。

人生を変えてしまうほどの強い気持ちはどこから生まれてきたのか。
格差社会が叫ばれ、お金の存在感が過剰に膨張する現代にあって、
まったく異なるベクトルで生きている人びとがいることを、
西山氏は静かに伝えていく。

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誌面に登場する一人ひとりはみんな個性豊か。それが西山氏のフィルターにかかると、
それぞれのスピリットがお互いに響き合い、カノンのようにつながっていく。
それはアーティストのエッセンスをすくいとる西山氏自身もまた、
アーティストそのものの生き方をしているからだろう。
旅をする動機が人との出会いであるからこそ、
西山氏の旅には終わりがない。

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Studio Journal knock Issue 4
Latin America

1800円+tax

購入はStudio Journal knockのHPにて