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日本津々浦々、作家と行く創作旅行。
画家 横尾忠則×星野リゾート 界 日光

Info | 2015.11.16

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最新号より連載が始まった、作家と日本の宿を巡る創作旅行記。
記念すべき第1回目の旅人は、日本を代表する稀代の芸術家 横尾忠則氏。
行き先を訊ねれば「日光へ。滝にいるピカソに会いにね」とニンマリ。
はてさて、2泊3日の日光の旅は、彼のキャンバスにはどう写ったのか?
その旅路の様子を少しだけお見せします。

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撮影を敢行したのは、朝夕の風が冷たくなってきた、ある秋の日。
同行してくれた写真家は今津聡子さん。中禅寺湖でのポートレイトから撮影はスタート!

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今回の宿は、星野リゾート 界 日光
界は「和心地」をテーマに、日本の土地土地の魅力を再発見できる温泉旅館ブランド。
なかでも中禅寺湖の湖畔に立つ界 日光は、3000坪に33室という、贅を尽くしたつくり。
社寺を思わせる総銅葺きの建物のなかには、日光の伝統芸能や手工芸を、
基本を守りながら新しい視点で解釈した内装が特徴的。
「鹿沼組子の間」(写真)では、江戸時代に日光東照宮造営のために
集められた職人が技を伝えたのが始まりといわれる「鹿沼組子」が
効果的に配置され、しつらえにリズムを与えている。


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大浴場も贅沢。女湯は、たっぷりとした木組みでできた檜造りの内湯と、
野趣溢れる岩風呂の露天の2種。湯に浮かべた檜製のボールの香しさにうっとり。

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宿の部屋からは、ベッドから身体を起こせば見える中禅寺湖と男体山。
鹿沼組子の障子が縁取る景色は、まるで額装した天然のアート作品。
天候や光で刻一刻と変わる水面に見惚れてしまう。
朝から晩まで、こんな部屋で絵を描けるのはとても幸せですねと微笑み、
横尾さんはおもむろにスケッチを始めた。

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日光の社寺文化として根づく日光湯波や清流で育つイワナなどの川魚をはじめ、
栃木ならではの食材の魅力を引き出した季節の料理の数々。
能舞台や天井絵などの装飾が華やかな食事処でいただくそれらは、
手の込んだプレゼンテーションで飽きさせない。

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食後の楽しみは「日光下駄談義」と称したタップダンスのショー。
日光山の神域境内の履物として作られ始まった日光下駄を巧みに操り、
スタッフがにこやかにステップを踏む。ゲスト同士も和やかなムードに。

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翌日は、かの有名な竜頭ノ滝と華厳ノ滝へ。
前日から降った雨により、どちらもすごい水量だった。

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日光は数十年ぶりに訪れた、という横尾さん。
あいにく陽明門は修復中だったが、その包まれた姿が逆にスケッチ欲を刺激したようで、
筆が止まらない......!

――さて、滝にいるピカソには出会えたのか?続きは本誌でチェックしてほしい。


星野リゾート 界 日光
場所:栃木県日光市中宮祠2482
お問い合わせ:050-3786-0099(界予約センター8:00~21:00)

星野リゾートの温泉旅館「界」
「界」は全国に展開する星野リゾートの温泉旅館ブランド。なかでも「界 日光」は
3千坪の敷地にわずか33室、眼前に中禅寺湖を望む、和の風情ある温泉旅館。
中禅寺湖や男体山など日光の大自然を望む客室、栃木ならではの趣向を凝らした
日本会席、重厚な檜の湯船の露天風呂、伝統工芸「日光下駄」との出会いなど。
日常から解き放たれる特別な空間です。

◎プロフィール
横尾忠則(よこお・ただのり)
1936年兵庫県西脇市生まれ。美術家。 ニューヨーク近代美術館、ステデリック美術館、カルティエ現代美術財団など内外の美術館で個展開催。パリ、ベネチア、サンパウロなどのビエンナーレに出展。2012年11月神戸に県立横尾忠則現代美術館を開館。
毎日芸術賞、紫綬褒章、旭日小綬章、朝日賞、高松宮殿下記念世界文化賞など受賞・受章多数。