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写真家 稲岡亜里子
デンマーク「クリスチャニア」を写した
写真展が開催中

Info | 2018.01.09

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「クリスチャニア」はデンマークの首都・コペンハーゲンのど真ん中にある、ユニークなコミュ―ン。そんなクリスチャニアを稲岡亜里子さんが写真に収め、清水香那さんが綴った『クリスチャニア 自由の国に生きるデンマークの奇跡』がWAVE出版より刊行された。それに伴い、吉祥寺のbook obscuraでは本書の刊行を記念して、稲岡さんが切り取ったクリスチャニアの風景や人びとの写真が展示されている。
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稲岡さんといえばTRANSITでもおなじみの世界各地を訪れる写真家。14年間アイスランドへ通い、(詳しくはTRANSIT37号にて)TRANSIT19号の北欧特集でも、本書の著者である清水さんと共にデンマークの自由の根っこにあるものを探すべく、旅をしている。
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世界で一番幸福な国として呼び声高いデンマーク。その首都コペンハーゲンの中心に住民たちが創りあげた奇跡のフリーカントリー「クリスチャニア」はある。1970年代に、廃墟となった軍の兵舎に移り住んだヒッピーたち。そこから発信されたアート活動が徐々に人を増やし、やがてこの地を占拠したのがこのコミューン「クリスチャニア」の起源だった。70年代、多くの若者たちが反戦と平和の旗を掲げ世界各地でコミューンが形成されたが、その数年後には殆どが自然解散してゆく。その中でデンマークの文化と自由、人生讃歌のシンボルである「クリスチャニア」は幾度となく襲う存続の危機を住民たちの団結力で乗り越え、現在に至るまで40年以上在り続けてきた。
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稲岡さんが切り取る写真は、心の底から「クリスチャニア」を愛し、ありのままを生きる住民たちの人間模様に溢れている。そこには本当の自由の意味と、幸せな未来を生きるヒントが隠されているかもしれない。
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■「クリスチャニア 自由の国に生きるデンマークの奇跡」刊行記念展示
会場:book obscura ブックオブスキュラ
会期:2018年 1/6(土)〜1/22(月)
住所:三鷹市井の頭4-21-5 #103
時間:12〜20時
*定休日:火・水曜日
*土日、祝日営業(火・水曜日が祝日の場合、翌日が定休日)


稲岡亜里子 (いなおか・ありこ)
京都生まれ。16歳でアメリカ・サンディエゴの高校に留学。ニューヨークと東京を拠点に世界を飛びまわる写真家として活動する中、2013年に家業である創業550年余の蕎麦と蕎麦菓子屋「本家尾張屋」を後継。現在は、老舗当主と写真家として、京都に住んでいる。TRANSIT37号アイスランド特集では16年間をかけたアイスランド旅を掲載。

清水香那 (しみず・かな)
徳島生まれ、大阪育ち。オーストラリアのゴールドコースト、パース、アメリカのバークレー、仙台を経て2011年京都へ。2015年、京都北区にbeautiful things and vegetarian cafe「STARDUST」をオープン。