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柴 幸男さん×台湾の現役高校生
演劇『我的星球』が台南で幕開け!

Info | 2018.03.26

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仕事やプライベートで旅をする人びとに旅支度を見せてもらうTRANSITの連載「STARTING POINT」。その最新号39号の連載に登場した劇作家・演出家の柴幸男さんが、3/31、4/1に、台湾の現役高校生と一緒に台南で演劇を行う。

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柴さんといえば、劇団ままごとを主宰して、『わが星』で岸田國士戯曲賞を受賞したり、『わたしが悲しくないのはあなたが遠いから』で東京芸術劇場の2つのシアターで2つの連動した物語を同時上演したりと、話題作を次々に発表している気鋭の劇作家。彼の次なる舞台となったのが、台湾・台南市だ。代表作のひとつ『わたしの星』を、台湾版『我的星球』として上演することが決まっている。

『わたしの星』は、火星へ移住していく地球の高校生の夏の日々を描いたストーリー。旅立つもの、残されるもの、その狭間で揺れ動く姿を、現役の高校生が演じる作品だ。台湾版となる『我的星球』でも、現地で高校生の演者を募集し、話の設定も少しづつ変えながら、新しい劇をつくりあげているという。

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「たとえば、台湾には兵役があるのでその要素を話に組み込んでいたり、ドラゴンボートという伝統的なボート競技のシーンを入れていたり、台湾は9月入学なので『わたしの星』では夏休みだった設定を変えていたり......いくつか変更を加えていますね。舞台衣装ひとつとっても、制服を着ているという点では日本も台湾も変わらないのですが、台湾の制服が独特でかわいかったりして、それだけでも雰囲気が変わります。逆に変わらないなと感じるのは、高校生がもっている元気さと儚さのようなもの。それは台湾でも日本でも同じなのだなと、日々稽古をしていて感じますね」

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TRANSITのインタビューでも触れていたように、『わたしの星』はもともと小豆島の滞在から着想を得て、東京で初演されたもの。それが台湾で『我的星球』となって、似ているけれども異なる物語をもつ、双子のような存在になって公演をむかえる。柴さんの旅する劇をお楽しみに。



『我的星球』
日程:2018年3月31日(土)19:30〜/4月1日(日)14:30〜、19:30〜
場所:台南文化中心 原生劇場


しば・ゆきお●1982年愛知生まれ。日本大学藝術学部在学中『ドドミノ』で第2回仙台劇のまち戯曲賞を受賞。2009年、「演劇をままごとのようにより身近に。より豊かに」と劇団ままごとを旗揚げ。2010年に『わが星』で第54回岸田國士戯曲賞受賞。2017年に東京芸術劇場内の2つの劇場で同時上演をした『わたしが悲しくないのはあなたが遠いから』も話題に。多摩美術大学講師。