TRANSIT /  Info  / here

韓国・北朝鮮号発売イベント第三弾
「佐藤健寿のはじめての北朝鮮」を開催しました!

Info | 2019.02.25

発売から2カ月が経ち、多くの反響があった『TRANSIT韓国・北朝鮮特集』
2019年2月22日(金)にブックファースト新宿店にて第三弾となるイベントを開催しました。昨年はじめて北朝鮮を訪れ、本誌に寄稿したフォトグラファー佐藤健寿さんをお迎えして、編集長の林が聞き手となり、北朝鮮旅の話を伺った今回のイベント。会場もあっという間に予約が埋まり、満員での開催となりました。

20180222_01.JPG

トークではまず、TRANSIT42韓国・北朝鮮の表紙について話題に。今号の表紙は健寿さんが北朝鮮・平壌の地下鉄駅で撮影したもの。本人としては表紙に選ばれたことに大変驚いたそうです。韓国・北朝鮮特集で、なぜあえて北朝鮮の写真を表紙に選んだのか、編集長・林が説明し、その後日本人のなかでも韓国に興味をもつ層と北朝鮮について興味をもつ層の違いや、北と南のポップカルチャーの違いなど、ニッチなテーマに展開しました。

20180222_02.jpg


健寿さんは前々から北朝鮮に行きたいと考えていたそう。その理由を林が質問すると、世界最大の「マスゲーム」に興味があったからと言います。実際、今回の旅で健寿さんは5年ぶりに開催されたマスゲームを観覧。何万人もの市民が動員されるこの祝典の会場は彼らの高揚感でみなぎっていたとか。その時の様子を動画も交えつつ紹介してくれました。

20190222_03.png
20190222_04.jpg


独裁政権のもと、プロパガンダのための偽りの生活を市民に演じさせているといった側面が取り上げられがちな北朝鮮ですが、健寿さんは訪れたプールや公園などで平壌の市民たちがカメラを全く意識せずに心から楽しんでいる様子を見たと言います。そのように私たちと変わらない一人ひとりの日常があることを感じた一方で、柳京ホテルという、30年以上も空っぽのまま平壌の中心にそびえ立つビルの存在など、違和感のある事実が存在することも確か。健寿さんが見てきたまま、感じてきたままに話ししてくれました。

20220222_0000.png

北朝鮮での旅行中は必ず現地ガイドがつくことが知られていますが、健寿さんの滞在中もふたりのガイドがついていたそう。ガイドの方との心通った交流もあれば、健寿さんの一挙手一投足を疑い深く観察されて、スパイと疑われているのではと思うこともあったそうです。その時のエピソードも披露してくれました。

また、旅の最中は至るところで金日成、金正日、金正恩を讃える絵画や像を目にしたといいます。あらゆる施設で彼らが「指導」に訪れたことを記念にしていたり、ガイドや街の人たちが彼らの名前を尊敬の念をもって口にする様子などから感じた、健寿さんならではの北朝鮮の社会に関する鋭い意見も聞くことができました。

20190222_06.JPG

イベントの最後には、参加者の方からの質問に健寿さんに答えてもらいました。北朝鮮の人は車を所有しているのか、といった国民の生活についての質問や、女性でも北朝鮮に旅に安全に行けるのか、といった旅に関する質問などさまざまな質問が飛びかい、ざっくばらんに回答してくれました。

20190222_07.jpg

実際に北朝鮮に足を運んだからこそ目にしたことや、独裁国家における厳格な暗黙の掟についてなど、取材中の裏話や感じたことを健寿さんならではの視点でたくさん話してくれました。
『TRANSIT42号韓国・北朝鮮特集』では、「北朝鮮革命協奏曲」と題し、健寿さんが朝鮮の旅を写真とともに綴っています。是非記事をチェックしてみてください!

transit42.jpg