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TRANSIT44号 砂漠の惑星を旅しよう

発売日:2019年6月17日

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灼熱の炎天下をラクダに乗って移動するキャラバン隊、たくさんの民族が集い憩うオアシス、満点の星が広がる静かな夜――砂漠はわたしたちにとって未知が故に、ロマンを感じさせる場所。一方で、砂漠はヒトが生きる上では過酷な環境でもあります。しかし、歴史的にみても、人は不毛ともいえる砂漠の地に都市をつくり、工夫を凝らして暮らしてきました。

世界最古といわれるナミブ砂漠では、赤土を塗り込んだ肌が美しいヒンバの少女たちに出会い、サハラ砂漠では、巧みにラクダを乗りこなすたくましいトゥアレグの男たちに出会いました。そのほかには、モンゴルでヤギやラクダの牧畜を営む家族に居候をし、砂漠とひとくちに言っても、多種多様な環境で、まったく異なる暮らしをしている人たちがいることを実感しました。

特集企画では、「もしも世界が砂漠になったら」というテーマで、砂漠化を掘り下げました。国土の約7割を森林に覆われた日本で生活するわたしたちにとっては、遠い話のように思えますが、地表の約4割を占める乾燥地帯は年々広がり、わたしたちの暮らしを脅かす環境問題にもなっています。異常気象や人口増加にともなう不安定な未来を考えたときに、いま砂漠で行われている水不足や食糧不足を解消する取り組みや、砂漠のなかでつくられている未来都市の存在は、きっとわたしたちの指針になるはずです。

そのほかにも、砂漠で生まれた古代・現代アートや、イスラーム以前の砂漠での信仰について、砂漠の民の食についても紹介。さらにブックインブックの「さばくのしおり」には、砂漠を旅し愛する冒険家や文筆家、音楽家のたくさんのエッセイも盛り込みました。古きよき遊牧生活から、ドバイやUAEの近未来砂漠都市まで、幅広い砂漠の姿が詰まった一冊になりました。

人類はサバンナで誕生し、文明は砂漠で生まれました。砂漠には、決して「何もない」わけではなく、そこには何千年と受け継げられてきた人びとの営みや動植物の進化、そして未来への可能性がある。砂漠のように壮大なストーリーのなかに、砂粒のように小さくわたしたちが今生きている。世界がぐんと広がり、砂漠を吹きぬける風のように心がふわっと軽くなりますよ。さぁ、砂漠の惑星へトリップしよう!

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特集記事

  • 砂漠のうえを空中散歩
    【写真:ジョージ・スタインメッツ】
  • 杏色の砂漠と赤土の少女/ナミビア
    【写真・文:石塚元太良】
  • サハラに吹く自由の風/モロッコ、チュニジア
    【写真:西山勲 文:津賀真希(TRANSIT)】
  • ゴビに生まれ、ゴビで生きる 大砂漠の小さな家/モンゴル
    【写真・文:石田真澄】
  • 砂漠の踊り子たち/チリ
    【写真・文:アンドレス・フィゲロア】
  • 砂漠の地下都市の夢/オーストラリア
    【写真・文:アビゲイル・バーニー】
  • 砂漠の先にある風景/オマーン
    【写真・文:NUMA】
  • 未来都市を夢見て/UAE
    【写真・文:エティエンヌ・マラパート】

特集企画

  • もしも世界が砂漠になったなら
    砂漠化/水不足/緑化/食糧/ビジネス/サバイバル/都市計画/宇宙
  • 砂漠SFコミック 温室都市の暮らし
    【漫画:石山さやか】
    • そのほかの記事

    • 世界の砂漠の民
    • 地球環境誌からみた人類と砂漠
    • 極限世界に生きる動植物の知恵
    • 古今東西の砂漠都市
    • なぜ砂漠にユートピアが生まれるのか? ETC.

    連載

    • スペクトラ −越境の民− 【佐藤健寿:写真】

特別付録

  • ガイドブック さばくのしおり

人物

  • 柄本時生
  • 高橋侑子
  • 藤原幸一