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TRANSIT47号 バルトの光を探して

発売日:2020年3月13日

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大国ロシア(旧ソ連)から独立して、30年。バルト海東岸に身を寄せ合うように並ぶ3つの小さな国、エストニア、ラトビア、リトアニア。世界史では表舞台に登場してこなかった三国ですが、北欧や東欧、西ヨーロッパとは異なる独自の道を歩んできました。

冬の厳しい寒さに耐え、サウナと歌を愛し、そして自然とともに豊かに生きる。穏やかな国民性でありつつも、ここぞという時には立ち上がり、独立後は意志をもって自分たちの生活を作り上げてきた。そんな柔らかさと勇ましさを兼ね備えた人びとに会うため、TRANSITは旅に出ました。

最初の取材企画は、三国の夏のはじまりを告げる夏至祭。バルトの人びとにとっては大切な一日で、川や草花、太陽に捧げる歌を歌い、輪になって踊る聖なる一日です。古より連綿と受け継がれる、人間と自然の営みを追って、写真家の津田直さんが旅しました。

伝統もあれば、革新もあるのがバルト三国。とくにエストニアは「IT先進国」と呼ばれ、世界から注目されつつあります。テクノロジーの成功が人びとのマインドセットに与えた影響とは? デザインという視点から、未来志向の建築家やプロダクトデザイナーを取材しました。

ラトビアでは、幅広い世代の「日常」を取材。ソ連時代を経験している世代、していない世代、それぞれの価値観は異なります。もしかすると、お互い理解しがたい部分もあるかもしれません。4つの家族の物語を辿っていくと、小さな国の姿が浮き上がってきます。

リトアニアといえば、やっぱり民芸。リトアニアの暮らしの道具を扱う「LTshop」のオーナー・松尾沙織さんに、手仕事をめぐるショートストーリーを紡いでもらいました。ミトンやお皿、カゴ、鳥笛など愛らしくてあたたかな民芸品からリトアニアの人びとの大切にしているものが見えてきますよ。

意外と知られていないかもしれませんが、"実験映画の父"と称えられたジョナス・メカスはリトアニア出身。2019年、惜しまれつつも生涯を閉じた巨星の故郷を訪れ、彼の面影を追った特集も読み応え十分です。

そのほかにも、「受け継いできたものたち」と「バルト三国の現在進行形」と題して、バルトの過去と今を照らし合わせる企画も。伝統的なアニミズムやサウナ、民族音楽から、最先端をゆくITや新奇なカルチャー、今をときめく注目人物まで。古きものと新しきものに囲まれている、そんなバルトの人びとの生活は奥深いです。

そして、特別付録の小冊子「秘密のバルトツアーGUIDE」も、現地を訪れる際にはきっと役に立つはず。三国を縦断するモデルルートや各首都のおすすめスポット、サウナ情報なども網羅しています。

今号を読んだら、きっとバルト三国を語りたくなるはず! ぜひ書店などでチェックしてくださいね。


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特集記事

  • 光煌めくバルトの夏至祭(エストニア・ラトビア・リトアニア)
    【写真・文:津田 直】
  • 小さな国がデザインする未来(エストニア)
    【写真:高野ユリカ 文:橋本安奈(TRANSIT)】
  • おとぎの島の赤いスカート(エストニア)
    【写真・文:ジェレミー・ユング(Signatures)】
  • 同じ時を生きる人たち(ラトビア)
    【写真:田上浩一 文:奥 紀栄】
  • ジョナス・メカス追憶の旅路(リトアニア)
    【写真・文:津田 直】
  • リトアニア民芸紀行(リトアニア)
    【写真・文:松田沙織】
  • バルトの風に吹かれて
    【写真:MAYA MICHIKI 文:花梨】

特集企画

  • 受け継いできたものたち
    アニミズム/サウナ/伝統音楽/ハーブ/食文化/国民性・把瑠都インタビュー
  • バルト三国の現在進行形
    IT/未来社会/カルチャー/アート/現代神道/キーパーソン

そのほかの記事

  • バルト三国ってなんだ?
  • 西vs東バトルの最前線 バルト海東岸の波乱万丈史
  • カーンとコマンダント 巨匠たちが遺したもの
  • バルト三国、建築探訪
  • ラトビア人の守り神たち
  • 外交官・杉原千畝に学ぶ よりよい未来をつくる6つの心得
  • チュルリョーニスが描いたバルトの調べ
  • 混迷の歴史 バルト三国vsロシア
  • 田根剛が設計したエストニアの未来 etc

特別付録

  • 綴じ込み付録 秘密のバルトツアーGUIDE

人物

  • 八木かなえ
  • 松村宗亮
  • 森本千絵

お詫びと訂正