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南ドイツを行く~ロマンティック音楽紀行

Travelog | 2012.05.12
キラキラと陽光眩しい初夏の南ドイツ。ロマンティックでメルヘンなかつての我が同盟国へ、音楽を巡る旅にでかけた。偉大な音楽家も、狂った王様も、ビール臭い庶民の歌も、物語はこの土地で育まれた。かつてここは音楽の都だった。はたして21世紀、ドイツの人々はどんな音楽に包まれているのだろうか?

初めてのビジネスクラス!初めてのTRANSITロケ!皿からこぼれたぶどうに、一抹の不安を抱えながらも旅はスタートしたのだ。

ビジネスクラスのシートにはマッサージも装備!んなろ!

久しぶりのヨーロッパの旅。リモアも久々の活躍。バックパックよさようなら、いつもの旅とは真反対のピカピカのヨーロッパ。

旅の前半はドイツ観光局主催のプレスツアー。まずはメンバーとの顔合わせから。インド、アラブ首長国連邦、中国、韓国、日本から集まったジャーナリスト達と共に5日間、南ドイツをまわる。

初日はヴィースバーデン。高級保養地。きれいな街並にスパが点在する。初日の夜はカジノ見物で。ん〜セレブな気分で麻痺させる作戦だな。

近くの公園ではいくつものステージがあり、たくさんのバンドが演奏していた。

さわやかな初夏の朝。みんなより早起きをして教会へ取材に出かけた。

光溢れる教会内に、パイプオルガンが響く。それにしてもキリスト教、エライ人が多過ぎないか?

ぶどう畑の中を歩き、夕食のレストランヘ。絵本に出てきそうなメルヘンな景色。今回の旅はドイツだというのにビールの出番はあまりなく、どこへ行っても白ワイン。

素敵なおねえさん。ジャーマンスマイル¥0。あなたのジャーマン・スープレックスも是非喰らってみたい...。

ワインヤードを持つ本格的なワイン・レストラン〈Size〉。まずはスパークリングワイン。上品な酸味が美味しい。プチプチ弾ける泡達に、森の妖精たちのささやきが聴こえてきま...こねぇ〜よ!

日本から同行した観光局職員ペーター氏より、ドイツのイロハを学ぶ。

ディナーの様子。まぁガイガイわやわやと楽しく国際交流の時間でもあります。それにしても陽が長い。

プレスツアー、殿様旅行に見えるが実は結構ハード。朝は早いし夜も遅い。豪華なホテルも寝に帰るだけ。自分のペースで動けないのも結構ストレスかも。机の上には、北京から参加している女性Web新聞編集者のヤンが唐突に買ってくれたチェリー。なぜ僕だけにプレゼントしてくれたのだろうか?しかもみんなの目の前で。やっぱり僕のことが好きなんだろうか?
♪笑顔咲ク〜 君とつながってたい〜
隣どおし あなたとあたし さくらんぶぉぉぉぉ〜い
長い一日を都合のいい妄想と鼻歌で締めくくりつつも、まじめにフィルムの整理。明日の朝も早い。

どどぉ〜んと巨大なフランクフルトの駅。さすが、ジャーマン・デザインの大胆さ!

移動はバスで。窓の景色はたいていこんな感じ。最初はヨーロッパらしいメルヘンを無邪気に喜んでいたが、だんだんムカついてきた。隅々にまで手の入ったゴルフ場にしか見えなくなってきた。大自然への畏怖の念を欠いた傲慢が景色に蔓延している。ここでは人間の意思の及ばないものは悪なのだ、きっと。

人間の意思の及ばないものが視界に無い。もはや城よりも尻が気になる...。マリエンベルク要塞からヴュルツブルクの街を見下ろす。

プラハのカレル橋を彷彿とさせる旧マイン橋。聖人が並ぶ。だから誰が一番エライのかはっきりして欲しい。

ドイツ名物、ホワイトアスパラガスは今が旬。このサイズなら十分にメインディッシュに。そういえばヴィースバーデンのスパでも、みなさんこんなのぶら下げておられました。残念ながらハーフサイズでしたが...。まさかこれが共感を呼び、かつての我が国は同盟を結ぶに至ったのでありましょうか?

世界遺産レジデンツ。撮影禁止のモーツァルト音楽祭。すみません、こっそり撮りました。程よい緊張感が会場を包み、誇張や威嚇のない自然な演奏が心地よく響く。自己表現的見地から言わせて頂ければ、いかなる名曲といえども、他人の曲を演奏して自分を表現したとのたまう輩には1ミクロンの共感も起こりえないのですが、自分たちに流れる血がそれを演奏させるなら、それは自我を超えた民族的プログラムのなせる技だとも思うのです。もはや真言(マントラ)と化した偉大な名曲達、クラシックの演奏家とは、自我を滅してそれを呟く聖者なのかも知れません。

ルードヴィヒスブルク音楽祭会場。大好きな人とビールを飲みながらリラックス。正しい音楽鑑賞のスタイル。なぞの日本人カメラマンに気前のいい笑顔をくれた。ダンケシェン!

城の至る所がステージに。ガキが走りまわるのも自由なんです。

シュトゥットガルト。ポルシェミュージアム。好きな人にはたまらない場所。

僕はといえば、ポルシェもいいがヤンが気になる。その隠れたラインは、ポルシェより...完璧に観光旅行に飽きがきております。