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インドネシア楽園ホッピング

Travelog | 2014.01.31
インドネシアにある島は、大小合わせて1万7000以上!一つひとつが異なる歴史、宗教、文化をもち、少しずつ違った風が吹いている。そして、そこに暮らす人たちもさまざま。訪れた先々で切り取った色とりどりの写真が織り成すモザイク模様は、そのまま今のインドネシアの素顔を表している。

バリ島から飛行機で30分のロンボク島。島の南部に位置する小さな漁師町クタのビーチはほんの少しの観光客と地元の人びとがのんびりとすごしていて心地のよい場所だった。ビーチを歩いているのは、頭に大量のサロンを乗せて売る土産物屋さん。

波が高くバランスをとるために独特な形をしている漁師たちのボート。色もカラフルでかわいい。

泊まった宿の部屋がこのビーチとつながっているという絶好のロケーションで、1日中ビーチの様子がうかがえた。ヤギたちが日陰で寝そべっていたり、どこまでも牧歌的。

素っ裸の少年少女たちが真っ青な海で泳いでいた。真っ黒でつるつるの肌が太陽を浴びてキラキラと光って眩しい。カメラを向ける度に必ずこの謎のポーズを決めてくる男の子。なんて贅沢な遊び場!

午前中に漁から戻って、そのままボートで魚を売る人びと。木に魚を吊るしたりして、ぼんやりと客を待っている。

バリ島はヒンドゥー教の島で、ロンボク島はイスラム教の島。同じインドネシアという国でも宗教が違うと街の様子も人びとの衣装も、まるで違う国のように雰囲気ががらりと変わる。

数軒のレストランやゲストハウスが並ぶだけのクタのメインストリート。

クタから車を東に走らせ、ガタガタの舗装されていない道を通って森を抜けると、その奥にひっそりとした楽園のようなタンジュアンビーチがあった。一瞬夢のなかに迷いこんだのかと思うほど美しい、秘密にしたいような場所。また訪れる時も変わらず美しいままでいてほしいと真剣に思う。

釣った魚を焼いて食べている地元の子どもたち。どこまでもスローな空気。

ロンボク島とギリ3島(ギリ•トゥラワガン、ギリ•メノ、ギリ•アイル)を結ぶ船の中は私以外全員西洋人!ここがどこかわからなくなる......。オーストラリアでバイトをしてお金を貯めて来たヨーロッパの若い学生たちが東南アジアを旅して帰るのが最近の流行のようで、そんな若者たちとよく出会った。「レストランで働いて時給25ドルももらえるからヨーロッパで働く気になれないよ〜」と知り合ったドイツ人。そんなに高いとは!

ギリ島の中では一番ローカル色の残っている島と聞いて、ギリ•アイルに泊まった。リゾートホテルやクラブが立ち並ぶ賑やかなギリ•トゥラワガンとは違い素朴な島だ。

ギリ•アイルの綺麗なビーチエリアはここもまた西洋人だらけ。地元の子どもたちはなんとなく遠慮気味に少し離れたビーチで遊んでいた。

飛行機に乗ってフローレス島に向かった。同じインドネシアとは思えないほどに、また雰囲気が変わった。日差しは強く、人々は褐色の肌にカーリーヘアで、とことん陽気!人口の8割がカトリックと、またもや異なる宗教の島。

Caciダンスという伝統的な踊りの最中に歌を歌いつづけるおじさんたち。一番楽しそうに歌うこのおじさんから目が離せなかった。

「オーオゥイオオイヤ、オオアエー!チャチャチャー、チッチチチチ!」って感じで歌っていて、結構好きな雰囲気の音楽だったのでノリノリになった。

フローレス島からボートに乗ってコモド島へ。遂にコモドドラゴンと遭遇!全長2〜3mほどある世界最大のオオトカゲだけど、まるで恐竜のよう。柵がまったくなく、想像以上に近くにいて、急に襲ってくるのではとビビる。血の匂いが大好きで追いかけてくるので、生理中の女子は危険とのこと!2007年には10歳の男の子が森の中でおしっこをしていたら、食べられてしまったらしい!そんな凶暴なドラゴンがこんな放置状態とは......。

コモド島から戻ってきた時に見たフローレス島の夕暮れ。船にペンキを塗る人たち。

フローレス島という名前さえなじみがなかったが、観光客もまだ少ないのでのんびりとしているし、ヨーロッパから移住してきた人びとがつくったオシャレなレストランも多く、地元の人はフレンドリーで楽しい人が多いので、あっという間に好きになってしまった。

さらにジャワ島に飛んで、古都ジョグジャガルタへ。巨大ヒンドゥー教寺院である、世界遺産のプランナバン寺院群。

ジャワ島大地震での被害を修復中。

世界最大級の仏教遺跡ボロブドゥール寺院。今回一緒に旅をしたフランス人はここに来るのが長年の夢だったと大興奮していた。今度はここでサンライズを見てみたい。

オランダの植民地時代の名残とジャワ古来の伝統が美しく絡み合って、エキゾチックな雰囲気がするジョグジャガルタの街並み。絶妙なバランスでお洒落。

バリ島に着いてすぐに噂のバリアン(呪術師)のクトゥ•リエールさんに診てもらいに会いに行った。終始笑顔で手を握られながら手相を診られ「君はラッキーガールだから大丈夫!」と心強いお言葉を頂いた(誰にもでも言っているという噂も〜、笑!)その後、クトゥさんの家を出たらバリ島で一番撮影をしたいと思っていたお葬式がまさに隣のお家で準備をしていてビックリ。お葬式だから喜ぶのもおかしいけど......なんとも不思議。

ティルタ•ウンプル寺院での沐浴。

バリ島最大の石窟遺跡グヌンカウィ。ウブドの中でも特に印象的で、神秘的な雰囲気が漂っていた。

スカワティのバトゥアン寺院で行われるオダランに向かう途中の女性たち。道の途中で友達と待ち合わせをして行列をつくって一緒に向かう。お供え物は高く積み重なっているほど、お金に余裕のある証拠らしい。

オダランに向かう途中の女性たちの行列は圧巻!自分たちの村からバトゥアン寺院までの道。

バトゥアン寺院でのオダラン。小さなこども達が踊りを披露している。

バトゥアン寺院でオダランに正装して参列している兄弟。

ウブド中心部で昼間からお祭りの準備にみんな忙しそう。一年中お祭りの準備に追われ、お金の大半をお祭りに使うという。どういった生活なのか想像してみる......。

バリアンの自宅横で、ある少年と出会い、彼が喪主を努める彼の父親のお葬式に参加させてもらうことになった。遺体の入った高い塔の神輿と牛の形をした棺を強く揺れ回しながら村を練り歩く。みんなに笑顔があり、楽しい祭りのようで驚いた。

空き地まで運ばれた塔から遺体を牛の棺に移動し、順番にお供え物を詰めていく。その後、火葬する。野次馬の村人もたくさん見学に来る異様な風景だった。

バリ島東側にあるクサンバという塩田のひろがる村。炎天下の厳しい環境の中、裸で働くおじいさんがかっこよかった。昔ながらのバリ島の風景に心和む。