ギリシアから生まれるもの
多くの観光客が訪れるギリシア。美しい砂浜、
楽園のイメージはギリシアを象徴するものだ。
しかし2008年12月に起きた暴動は、それとは異なる側面を私たちに見せつけた。
人々が抱える不安や不満、ギリシアに長く根づくレジスタンス運動について取材した。
旅の終わり、遥か彼方のガブドス島で、
どこまでも自由な人々に出会った。
- 掲載号 : TRANSIT 6号 今日もギリシアは美しい / 撮影 : アンドロニキ・クリストドロウ (Andoroniki Christdoulou)/ 文:マキ
- ルート: アテネ・ガブドス島

移民たちは権利を求めて暴動を起こした。ファシストによる火炎瓶攻撃で暴動は一層凶暴なものとなった。警官は催涙ガスを放ち、アナーキストは石で応戦した。

日本で活動するギリシア人カメラマン、アンドロニキは、TRANSITの取材のためにガスマスクを装着!この写真ではわからないが、彼女は太極拳を愛する美しい女性なのだ。

エグザヒア地区のパーク・スクワット。駐車場予定地だったが、集会や映画の上映、コンサートが行われるようになり、警官は取り締まることを諦めた。

エグザヒア地区の公園で遊んでいる若者たち。ここはアテネの暴動のきっかけになった、警官による少年銃撃事件の現場でもある。

アナーキストたちは一日中集会を開いて政治や社会問題について話 し合う。ここで出会った人はその内容を少し教えてくれた。

市民の手で作られたパークスクワット。人々はここで情報を交換し、音楽を奏で、野菜を育てる。

ヴィラ・アマリアの居住区にあるこの落書きは、どこでも使われている"不法居住区"のシンボルだ。

ヴィラ・アマリアの不法居住地。私たちはここに潜入し、大きなメディアには無関心なアナーキストたちと話した。彼らは独自の新聞を発行し、インターネットで情報を発信している。

ここはアナーキストのスクワットではなく、もっぱら移民や亡命者によって不法占拠されている。いくつかの住居は水道が止まっていて、電気も供給されていない。イスタンブールから逃げてきたトルコ人は政治亡命者だった。

アテネにはいたるところにグラフィティが描かれている。 最も目を引くものは、アナーキストによる政治的なメッセージのステンシルだ。

廃れた街と派手でカラフルな落書きは対照的だ。誰が見ても賑やかな印象を受けるだろう。


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