インド洋のガラパゴス、
アルダブラ環礁がテレビでみられる!

Info | 2020.04.05


1996年4月より放送を開始して以来、世界中の世界遺産を巡り、貴重な映像を残しつづけてきた、TBSのテレビ番組『世界遺産』。
放送開始25周年を記念して、4月は特別に撮影を敢行した「アルダブラ環礁」を2週連続で放送する。

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「アルダブラ環礁」とは、インド洋に浮かぶアフリカの島国、セーシェル共和国にある環礁のこと。隆起したサンゴ礁が島を形成、リング状に長さ34km、幅14.5kmにまで広がったものだ。セーシェル共和国の首都があるマヘ島から、1000㎞以上も離れたところに位置し、陸地面積では環礁の中で世界で2番目に大きい。
その巨大なリング状の陸地には、絶海の孤島で独自の進化をした生き物も多く、「インド洋のガラパゴス」とも言われるほど。なかでも「アルダブラゾウガメ」と呼ばれるこの島固有のゾウガメの楽園として知られている。体重300kgにもなるカメたちが、15万頭も生息しているのだ。他にも、絶滅を免れたインド洋最後の飛べない鳥など、ここだけにしか生息しない生き物が多くみられる貴重な島だ。

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現在この環礁には、一般の住民は暮らしていない。この特殊な環境をリサーチする研究者が30名程常駐しているのみだ。アクセスも難しく、マヘ島からチャーター機に2時間乗って近くの島へ行き、そこからさらにボードで2時間かけないと辿り着けない海の秘境だ。
さらに、稀有な自然環境を守るため、島に入る人・物は厳格に管理される。植物の種子や昆虫の卵など外来種を持ち込まないよう、人も手荷物も徹底的に洗浄しなければならない。このように管理を徹底しているため、撮影許可は簡単に降りず、交渉は約2年にも渡ったというから驚きだ。
(日本のテレビ局が取材に訪れるのは、NHKが1992年に取材して以来のことだという)

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番組では、その巨大な環礁の全貌を捉えるために、ドローンを使って空から撮影。遠浅で、白い砂地に奇妙な形の岩が点在する不思議な景観を見ることができた。
またゾウガメたちのゆっくりした動きをよりわかりやすくするため、タイムラプス撮影も行った。陸地が高温になる日中にはカメたちが洞窟に殺到する。ひとつの洞窟に何十頭ものゾウガメがすし詰めになっている不思議な光景がみられる。
他にも、満潮時にやってくるマンタやウミガメのなど海の生き物の水中での生き生きとした様子など、自然の豊かさを存分に取材した特別な回。簡単には足を運ぶことができない場所で何万年と営まれてきた、自然の豊かさを堪能したい。


■放送日時(※予定)
4月 5日(日)午後6時「インド洋の秘境!巨大なリング状の島」
4月12日(日)午後6時「インド洋のガラパゴス!ゾウガメ15万頭の島」

■プロデューサー
堤 慶太

■ナレーション

お詫びと訂正