写真家・加治枝里子さん
ハワイ島の循環を捉えた
写真展「黒い庭」
8/7(金)~8/18(火)@鎌倉

Info | 2020.08.05

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photo by Eriko Kaji

これまでTRANSITとともに世界中を旅をしてきた写真家・加治枝里子さんによる写真展「黒い庭」が、8月7日(金)〜18日(火) 鎌倉のギャラリーJohnにて開催されます。

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10年前にハワイ島を訪れて以来、7度にわたりハワイ島やその周辺の島々で撮影を続けてきた加治さん。本展では、ハワイ島で撮影された写真を中心に展示されます。

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展示のDMには加治さんのこんな言葉が綴られています。

「今年の春はとても静かだった。
大人しく毎日を家で過ごしていた時、
ふと窓の外を見ると凄まじい勢いで草木がのび、花が咲き乱れていた。

それはハワイ島で見た植物とよく似ていた。
極彩色の花は電柱に絡まり、廃墟は枝に覆い尽くされていた。

噴火した火山から流れ出た溶岩は町ごと溶かした。
しばらくすると、固まった黒い溶岩の隙間から緑が生えてきた。
そして、そこにも人は家を建て、暮らし始めた。」

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火山島のハワイ島ではいまも噴火が繰り返されています。赤々と流れ出た溶岩が地表を焼き尽くし、噴火が起こるたびに、草木も民家も消えていきます。溶岩は時間を経て黒々としたハワイの地面となり、また新しい島の景色をつくっていく。そしてまた、自然も人も新しい営みをはじめる。大自然を前にした人びとの小さな暮らし、電柱に絡みつく植物の生命力......。再生されつづけるハワイ。加治さんが捉えるハワイには、怖さと美しさ、そしてたくましさが浮かび上がり、見るものにとって救いとなります。

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写真はすべて暗室で手焼きされたオリジナルプリント。ぜひ間近でご覧ください。加治さんも在廊している日もあるとのこと。写真のこと、ハワイのこと、ぜひ鎌倉で話を聞いてみてください。
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加治枝里子「黒い庭」

会期:2020年8月7日(金)〜8月18日(火)
時間:平日 12:00-18:00/土日 11:00-17:00
8月8日(土)のみ11:00-19:00
定休日:水曜日
入場料:無料

会場:John
248-0013 鎌倉市材木座1-6-22
TEL:080-5389-5005


<プロフィール>
加治枝里子(かじ えりこ)
1981年生まれ、写真家。鎌倉在住。アメリカの美術大学で写真を学んだのち、2006年にフランス・パリを拠点に独立。2010年東京に拠点を移し、『TRANSIT 』『Coyote』などの旅・カルチャー誌で活動しながら作品制作を続ける。北欧の白夜をテーマにした『夜がこない』、アイスランドを舞台にした『となりの惑星 ICE CREAM ON ICE PLANET』など。2019年夏、子育てをきっかけに鎌倉へ移住。

お詫びと訂正