季節ごとに出合える
日本の青のスポット20!
【ブルーに恋して!】

COLUMN | 2021.03.16

その季節にしか、見たり触れたりできない青がある。春の花畑や、夏の夜空、秋のお祭り、冬に見える雪の絶景......。春夏秋冬に散りばめられた、代表的な青のスポットを20箇所リストアップした。
 
日本にあるさまざまな青色の風景に、心癒やされて。
 
※新型コロナウイルスの影響を受けて、営業状況などが変更している場合があります。実際にお出かけの際は、事前に現地のHPなどをご確認ください。
 
 
 
〈春〉
 
【花畑を歩く】
 
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①「八葉山天台寺」(岩手)
 
6月中旬頃から8月下旬まで、参道に咲き誇る青いあじさいは、1987年に住職に就任した瀬戸内寂聴の提案で寺の復興のために植えられたもの。夏にはあじさい祭りも開催される。
 
住所:岩手県二戸市浄法寺町御山久保33
 
 
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©koemu
 
②「国営ひたち海浜公園」(茨城)
 
4月中旬から5月上旬にかけて瑠璃色の花ネモフィラが咲き、丘一面が青く染まる。その数はなんと約530万本。ネモフィラの青と空の青が溶け合う風景は、春の風物詩となっている。
 
住所:茨城県ひたちなか市馬渡大沼605-4
 
 
【ホタルイカの身投げを見る】
  
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©kurousagi / PIXTA
 
③「富山湾」(富山)
 
青の光は、刺激を受けて発光したホタルイカによるもの。深海底に棲んでいるが、春になると産卵のために富山湾の岸近くに押し寄せ、打ち上げられる。波が穏やかな新月の夜に見られる確率が高い。
 
住所:富山県黒部市〜氷見市
 
 
〈夏〉
 
【夜空を見上げる】
 
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④「阿智村」(長野)
 
山々が複雑に入り組む地形のため、街の光が届きにくい阿智村。標高1400m地点にある「ヘブンスそのはら」が有名な展望所で、光学機器メーカー・ビクセンの天体望遠鏡で天体観測ができるイベントも。
 
住所:長野県下伊那郡阿智村
 
 
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写真提供=父島ガイドPolaris
  
⑤「小笠原村」(東京)
 
人工的な光の影響をほとんど受けることがない小笠原諸島は、日本屈指の美しい星空が見られ、星空ツアーが多数行われている。父島のコペペ海岸は日本一夜が暗く、星がよく見えるとされる。
 
住所:東京都小笠原村
 
 
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写真提供=鳥取県
 
⑥「鳥取砂丘」(鳥取)
 
ネオンなどの人工光が少なく、鳥取県ではどの市町村からでも天の川が見えるが、遮るものが何もない砂丘の上では、空いっぱいの星を満喫できる。流星群の時期でなくても流れ星を見られる確率が高い。
 
住所:鳥取県鳥取市
 
 
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⑦「四国カルスト天狗高原」(高知)
 
石灰岩でできた台地で、高い木が生えない四国カルスト。なかでももっとも高い標高にある天狗高原は、周りに人工的な明かりがなく、360度の眺望がある星空スポットとして有名。
 
住所:高知県高岡郡津野町芳生野乙
 
 
【海を見にいく】
 
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⑧「積丹半島」(北海道)
 
北海道西部、日本海に突き出た半島で、黄金岬や神威岬が人気のビュースポット。大きな岩の絶壁を、優しげなコバルトブルーの波が穏やかに打ちつける。海の透明度が高いのは、キタムラサキウニの食害で海底に海草が生えていないからといわれている。
 
住所:北海道積丹地域
 
 
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⑨「水島」(福井)
 
敦賀半島の先端に位置する、全長500mほどの小島。エメラルドグリーンの遠浅の海と白い砂浜が、南国のビーチを思わせる。サンゴ礁でできた島のようにも見えるが、2つの小島が砂州で結ばれている。7、8月のみ限られた本数の渡し舟が往来する。
 
住所:福井県敦賀市
 
 
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⑩「慶良間諸島」(沖縄)
  
大小20あまりの島々からなり、島やビーチによって海の色味が異なる。共通するのは、サンゴの死骸などが堆積してできた白い海底が、光を反射してクリアな青を生み出すこと。美しいサンゴの阿波連ビーチや、ウミガメと出会える渡嘉志久ビーチが名所。
 
住所:沖縄県島尻郡渡嘉敷村、座間味村
 
 
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©Chie Gondo
 
⑪「隠岐諸島」(島根)
 
本土から60km、4つの有人島と180あまりの無人島からなる島嶼群。水質の高い海水浴場が多く、なかでも明屋海岸はとくに透明度が高く、赤崖とクリアな青緑の海の対比が美しい。火山島だったため高低差が激しく、奇岩や怪礁のあるアートのような海岸もある。
 
住所:島根県隠岐郡
 
 
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⑫「土盛海岸」(鹿児島)
 
奄美空港の近くにある海岸で、近くはエメラルドグリーン、遠くになるほど青が濃くなるグラデーションが魅力。サンゴ礁の海岸であり、白い海底と砂浜が太陽に照らされて輝く。北向きの海岸特有の波の静けさが光の乱反射を抑え、いっそう色鮮やかに。
 
住所:鹿児島県奄美市笠利町大字宇宿
 
 
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⑬「壱岐島」(長崎)
 
壱岐島には30以上のビーチがあり、海はエメラルドグリーンで透明度抜群。サラサラな砂浜が約600mつづく筒城浜や、弓状の砂浜が広がる辰ノ島が人気。全体的に遠浅で波が穏やかなのが、壱岐島の海の特徴だ。アワビやウニなど海の幸の宝庫でもある。
 
住所:長崎県壱岐市
 
 
〈秋〉
 
【神事に触れる】
 
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⑭「唐津くんち」(佐賀)
 
佐賀の唐津神社で3日間にわたって催される秋の祭り。青獅子や赤獅子、亀と浦島太郎、鯛などの大きなやま曳山が通りを駆け抜ける勇壮さは、まるで絵巻物のワンシーンのよう。11月上旬に開催される。
 
住所:佐賀県唐津市
 
 
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⑮「青い鳥居」(福島)
 
いわき市の海近く、住宅街のなかにひっそりと佇む小名浜諏訪神社は、鳥居が青色。氏子に漁業、海事、港湾関係者が多く、海の青色が選ばれたとされる。浜に暮らす人びとを見守るよう鎮座している。
 
住所:福島県いわき市小名浜諏訪町23-1
 
 
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写真提供=島根県古代文化センター
 
⑯「青獅子舞」(茨城)
 
獅子といえば、通常は赤をイメージするが、出雲市にある埼田神社の獅子は全国的にも珍しい青。10月の例祭では、その獅子頭が青黒く塗られた青獅子による舞が、氏子の幸福を祈願して奉納される。舞は12段からなる。
 
住所:島根県出雲市園町732
 
 
〈冬〉
 
【自然美を鑑賞する】
 
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⑰「蔵王の樹氷」(山形)
 
宮城県との県境にまたがる蔵王連峰で見られる。樹氷は世界でも珍しい自然現象で、山沿いに生えるトドマツの葉や枝に雪が凍てつき形成される。1月と2月が見ごろで、空を反射して青く輝く。
 
住所:山形県山形市蔵王温泉
 
 
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©wellflat
 
⑱「三十槌の氷柱」(埼玉)
 
奥秩父の荒川源流付近、大自然の中にそびえ立つ天然の氷柱。岩肌から湧き出る清水が、高さ約8m、幅約30mにもなる巨大な氷のオブジェを作り出す。天然の氷のため、毎年姿形が変化する。
 
住所:埼玉県秩父市大滝4066
 
 
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©Yusuke Kawasaki
 
⑲「鳴沢氷穴」(山梨)
 
富士山麓、青木ヶ原樹海にある溶岩洞窟。天井から染み出した天然水から作られる水柱を、青くライトアップしている。洞窟の内部は年間を通して0~3°Cで、一年中氷のまま保たれている。
 
住所:山梨県南都留郡鳴沢村鳴沢8533
 
 
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⑳「福地温泉青だる」(岐阜)
 
岩壁に水が染み出し、凍ってできる青い氷の柱を「青だる」という。実際は山奥でしか見られないが、福地温泉では沢の水を木々に噴霧して青だるを表現している。夜間は青く幻想的にライトアップされる。
 
住所:岐阜県高山市奥飛驒温泉郷福地温泉
    
 
 



 
*この記事は、TRANSIT50号「美しき日本の青をめぐる旅」からの転載です。
日本の青についてもっと知りたい方はこちらへ
 
 

お詫びと訂正