ヨーロッパ旅に必須
「ETIAS(エティアス)」制度
2022年よりスタート

Info | 2021.03.17

213117_001 resize.png©unsplash


新型コロナウイルスの影響によって、国内外問わず自由な移動を楽しめない今、
さまざまな土地を気ままに旅する日を心待ちにしている方も多いことでしょう。


次の旅先の計画を立てる際にぜひ覚えておきたいのが、
2022年からEUで導入される電子旅券認証システム「ETIAS(エティアス)」について。

ETIASとは、正式名称を「European Travel Information and Authorisation System 」、日本語では「欧州渡航情報認証制度」と訳される制度のこと。


シェンゲン協定国であるヨーロッパの国(ドイツ、イタリア、フランスなど26カ国)への旅行であれば、簡単な事前手続きだけで渡航ビザが不要になるという内容で、既にアメリカで導入されているESTA(エスタ)や、カナダで導入されているeTA(イータ)と同じ仕組みです。


テロや不法移民問題の深刻化等の社会情勢も踏まえ、
入国時の事前審査を徹底することでセキュリティ強化を図る目的を持つETIAS制度。
導入後は、日本を含むビザ免除国のすべての旅行者について事前の申請・承認が必要になります。




210317_002.jpg
2022年以降、紫色の国へ渡航するにはETIASが必要となる。(青色はビザ不要だがETIAS申請が必要な国)



安心な制度ではあるものの、もともとビザ発行の心配もなく気軽にヨーロッパ諸国を訪れていた日本国籍を持つ人にとっては、若干の分かりづらさを感じるかもしれません。
とは言え手続き自体は自宅のパソコンやスマホからオンラインで簡単に出来るので、その点はご安心を。
また、ETIASは一度取得すればその後3年間有効*なので、渡航のたびに発行の手間をかける必要もありません。


*ETIASの認証情報はパスポートに紐付けられるので、パスポートが失効した場合は、3年の期限内であっても新パスポートでの再申請が必要です。



入国に際しETIASが必要となるのは以下の26カ国。


<ETIAS制度 該当国>


アイスランド、イタリア、エストニア、オーストリア、オランダ、ギリシャ、スイス、スウェーデン、スペイン、スロバキア、スロベニア、チェコ、デンマーク、ドイツ、ノルウェー、ハンガリー、フィンランド、フランス、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、マルタ、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、リヒテンシュタイン


・アイルランドとイギリスはシェンゲン協定の国境検査撤廃の適用対象から除外されているため対象外。

・ETIAS導入後はサンマリノ、モナコ、バチカン、アンドラへ入国する際もETIASが必要。いずれの国も入国の際はETIAS対象国からの渡航に限定される。



ETIASが利用可能なのは、観光、ビジネス、乗り継ぎなどを目的とする入国に対してのみ。
空路経由の入国だけではなく、シェンゲン圏での乗り継ぎや船舶・陸路移動の場合もETIASが必要となる点には注意が必要です。


日々状況が変化するなか、再び安心して旅出来る未来に向けて、世界の渡航情報を集めておきたいところ。
ETIAS制度に関しては、順次詳細が発表されていく段階にあります。
ヨーロッパ旅の計画を立てる場合、申請から最大二週間程とされる承認審査期間も念頭に置き、必ずETIASの申請に関するサイトを事前確認しておきましょう。

お詫びと訂正