3分で読む東京時代絵巻
昭和前中期の衣・食・住
【51号 東京を時空旅行!】

Info | 2021.04.07

現在発売中の『TRANSIT51号 東京〜江戸から未来へ時空旅行!〜』から、時代ごとの東京の暮らしを覗いた「東京時代絵巻」企画をご紹介。

本誌では政治・経済、娯楽・カルチャーなど、さまざまな視点で暮らしを解説しているけど、ここでは「衣・食・住」に絞って、かけ足で見ていこう。3分間の昭和前期の旅へ!


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ここで紹介するのは、第二次世界大戦後の完全支配から開放され、民衆が自由を取り戻していく1950年から1960年頃までの「昭和前中期」。

 
高度経済成長期を迎え、戦後復興の象徴である東京オリンピックへ向け、さまざまな施設やインフラが整備され変貌を遂げた時代でもある。

 
社会が大きく変動するなかで、人びとはより良い生活を求めていった。
 
    


【衣】洋装は、特権階級から庶民へ
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花森安治と大橋鎭子による『暮しの手帖』が1948年に、その前身である『スタイルブック』が1946年に創刊され、特権階級のものだった洋装が、急速に一般化した時代。

  
花森と大橋は着物をほどいてつくる直線裁ちの服の作り方を紹介するなど、著しく物資が不足していた戦後の混乱期にあっても、知恵と工夫次第でおしゃれは可能であると女性たちに呼びかけた。

  


【食】東京・昭和の味、ホッピー
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戦後の東京には、今の横丁の前身であるヤミ市が立ち並び、大衆酒場ではビールの代用品であるホッピーが代表飲料に。

 
ヤミ市で出回る粗悪な酒もホッピーで割ると美味しく早く酔えると評判だった。
 

浅草のホッピー通りもこの時期に形成されたといわれる。昼間から軒先で一杯やる光景は、今も昔も変わらない。


  
【住】豊さの象徴「三種の神器」
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1950年代後半になると、耐久消費財のなかでも家庭電化製品が急速に普及していった。


とくに電気洗濯機・冷蔵庫・白黒テレビは豊かさの象徴で「三種の神器」と称された。

 
白黒テレビは月給の数倍する高級品であったため、ご近所さんがテレビのある家に集まる光景も珍しくなかった。  



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『TRANSIT51号 東京』はほかにも、各時代の東京を深く知る企画が詰まっています。
過去から未来に想いを馳せて、多層な東京の街を散策してみませんか?

illustration=KAORI YAMAGUCHI
text=EMIKO TANAKA

お詫びと訂正